〜初めてのシカゴ旅行〜
2週間前から密かに計画していたシカゴへの旅行が、8月31日に決行されました。
4人で行ったんですが、その中の1人が行く直前に風邪気味になってしまい、心配したんですがなんとか行ける状態だったようで、強行する事になりました。行き帰り共、日本で言うJR(詳しく言うと前国鉄)のような会社「Amtrak」を使用。前日の30日の夜11時にピザのラージサイズを2人で食べたり、夜の3時まで宿題をやっていたりと、翌日旅行するとは思えないような行動を取っていましたが、そんな事を気にせず、8月31日の朝5:30に起床。フラフラになりながらも旅行の支度をしていざ出発。
なんとか集合時間に間に合うも、旅行メンバーの1人が自転車のチェーンが外れたため10分程遅刻し、急いで駅まで歩く事になった(3kmぐらい)。20分というギリギリの持ち時間しかなかったけど、なんとか5分前には到着、無事チケットを構えたまま駅構内で待つ事ができた。
そして時間になり電車が到着。ここはアメリカ、やはりデカイ。
日本の電車の2倍はあるね。しかし、デカイおかげか安定性がよいせいか思っていたよりも揺れない。この揺れならぐっすり寝れるという感じです。日本の電車なら。
というのも、このAmtrak。座席がかなり硬いんです。もちろんクッションみたいなのはありますが、とてもComfatableと言える物ではない。しかも景色を写真に納めようにも窓がかなり汚い。さすがAmtrak。清掃する資金も政府からカットされてしまったか。
でも別に気にしません。1時間半ぐらい辺り1面コーン畑でしたから。
そして約3時間の列車の旅が終わり、シカゴに到着。到着寸前は久しぶりの都会にみんな大ハシャギ(男2人のみ)。電車を降りた後も、シカゴに来たシカゴ来たを連呼。その様子は明らかに初めて都会に来た田舎者だった。そして、シカゴは右も左もわからない一行は取り合えず外へ出てみる事に。駅の出口を抜けると強い日差しが目に差し込んできた。これが都会の太陽だなぁ、と少々ボケた事を思っていたりしながら、今後の予定についてみんなで相談し合う。それも建物の前の階段で。
バス停の前という事で、乗客からすごい珍しそうな目で見られ少々腹立つも、メンバーの1人が西武警察に出てくるようなサングラスを掛けていたためだと察して一安心。そしてとりあえず、日本で言う1日乗車券のような物(3日間有効なパス。バスと電車に使える)を買うためにシアーズタワーへ。
シアーズタワークリックすると拡大できます
シアーズタワーの入り口には空港並のセキュリティーが敷かれていて、金属探知機?はもちろんX線?もありました。その時ハサミを持っていてやばいかなと緊張していたけれどもなんとか無事に通過。このシアーズタワーは以前世界で高さ2位の建物だったのですが、September
11でツインタワーが崩壊してしまったため、今ではこのシアーズタワーが世界1位(たしか)の高さを誇る建物となってしまいました。
地下の売店で、殴りたくなって来る程愛想のない店員からCTA(公共バスの名前)のパスを購入する。$12したので、$12分は絶対に乗ってやると宣言、一端荷物を置くため予約しておいたモーテルへ向かう事に。シアーズタワーから約3km離れているのだが、その途中に様々な物を見ることができた。
ピカソの無題だが、これ、知っている人は知っていて当然だが、知らない人は結構感動する作品なのだ。これをいろいろな角度から見ても何が何だのかわからいけど、真正面から見ると実はマントヒヒ(猿)に見ることができるという傑作。これを知った時、鳥肌物の感動だった。
数十分歩いた後ようやくモーテルへ。そのモーテルにマックがあったんだけど、よく見るとロックンロールカフェと書いてある。そう、これがマック第一号店なのだ。(すごい俺の憶測です。でもイリノイ州が最初の地らしい) 中にはロックンロールにまつわる人物の写真や、展示物などがある。
ビートルズ像の前に立つ男 |
何かしらの車。後ろのおばちゃんがすごい睨んでるのが気になる |
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他にもエルビスプレスリーやら、あの人の写真やあんな人の写真まで飾っており、昔のロック好きにはたまらないマックだろう。
モーテルに荷物を置き、シカゴで待ち合わせという事になっていた他の留学生と電話連絡してみる事に。その一行はレンタカーで来る予定で、もう既に到着している物だと思っていたのだが、なんとその運転手役を務める奴が警察からチケットを貰ってしまったため、レンタカーを借りる事ができず、しかも21歳以上(じゃないと借りれない)がそいつだけだったため、シカゴに行けないという結果になってしまった。シカゴをまったく知らない俺達にとって、シカゴを知っているその一行が来るのを楽しみにしていただけあって、相当な衝撃ニュースだった。
何をしていいのかわからず、どこに行っていいのかわからない状況に、みんなやる気が失せてしまうも、せっかく来たのだからいろんな所へ行こうという事で、1人が持ってきた「地球の歩き方 シカゴ」を片手に外へ出る。呼んでみて分かったんですが、この本、かなりお奨めです。知らない街でも様々な場所へ行く事ができ、公共交通機関の乗り方まで書いてるので、これがあれば大概迷う事はないと思います。
(ここから続き)
まだ何も食べていなかったので、ロックンロールマクドナルドで昼食を取る事に。店員がほぼ(90%)メキシコ人という中身がおかしいマクドナルドだったけど、そんな事は気にせず注文する。この時はビッグマックを頼んだ(ような気がする)。ポテト用のソースもケチャップだけでなく、バーベキューソースもあったりして、ほんのりハッピーになれたけど、意外にもポテトがおいしくないのですぐに萎える。もちろん日本マックのポテトよりはおいしいですよ。
済ました後、お待ちかねのショッピングをするため一番の繁華街であるMichigan
Aveへ。泊まるモーテルから2ブロック先と意外にも近かったため歩いて行く事に、この日は他にもネイビーピアに行かないといけないため、シカゴと言ったらここ、と言われる事はないけど有名なNike
Townへ。名前からも分かる通り、ナイキ専門店となっており様々なジャンルのスポーツ用品が置かれています。サッカー、バスケ、ゴルフ、登山、野球と言った他にもジョーダンブランドが豊富に揃っていました。俺はここでサングラスや時計を買おうと考えていたけど、やっぱり高い。高いと言っても時計は$70から$130だけど、貧乏旅行で着ている俺には痛い、サングラスもカッコよ過ぎるけどやっぱり$120とか。欲しい欲しい欲しい! しかし、やっぱり普段の生活で不足していた服を購入。長袖のシャツで全体が黒、左の袖にナイキのマークが入っていてとてもシンプル。これを見つけて試着したらすぐに買っちゃいました。
Nike Townを出で、いざネイビーピアへ。シアーズタワーで購入した3日間有効乗車券を使用するため、CTA(公共バスの名前)のバス停へ。待つ事数分でバスが到着して乗車。予想していた通りこっちの運転手は運転が荒い。というかヤバイ。車と車の狭い間を抜けていったりした時はアメリカを感じた。
5分程経った後ネイビーピアに到着。ここは元々海軍の訓練場として使われていたのですが、後々娯楽施設として生まれ変わったのが、このネイビーピア。マリンスポーツ、遊園地等が盛んで、休日ともなると多くの観光客が押し寄せるスポット。日本人シカゴ旅行御一行が到着した頃は土曜日だったためか、かなりの人で賑わっていましたよ。丁度夕方だったため、夕日がまぶしく観光客のほとんどが揃ってサングラスをかけていたため、俺も負けずに$6のサングラスを装着。目線が隠せるし
ただボーっと歩いているのももったいないので、とりあえずハーゲンダッツのアイスを食べる事に。そして食べながら今後の予定について臨時会議を開く。アイスを食べる時間が大半を占めていたけど、二日目以降はショッピングに行こうという案で一致した。そして、再度ブラブラ湖岸側?をデジカメ片手にブラブラ歩く。ボートに乗り、お酒を片手に優雅に寛いでいる人たちもいれば、家族で観光に来ている人達、豪華客船で結婚式を挙げる人達、ミッキーマウスの帽子を被った酔っ払いのおっちゃんもいるこのネイビーピア。湖は淡い緑色をしていて、ボーっと見ていると、だんだんと見惚れてしまい、どんどん時間が経過していきます。
一息ついた後、観覧車に乗りに向かうが、ユウコが高所恐怖症だっため嫌がるも説得させて(3秒間)いざ乗車。恐らく5年ぶりぐらいに乗る観覧車だったため、少々ガキっぽくハシャイでいた。この観覧車は日本のに比べて小さい物だったけど、乗ってみるとこれがまたかなり高く感じる。時々真下を見て肝が縮むも、デジカメで夕陽の中のシカゴを連写。
夕陽の綺麗さに感動しながら(綺麗じゃなくても感動してました。シカゴだから)降車し、時間が時間だけにモーテルへ戻る。
シカゴにはCTAの他に、ネイビーピアのような観光施設を回るトロリーバスが巡回しており、これは無料で乗る事ができるありがたいバス。
俺達一行はCTAがこの時間は運行していなかったため、トロリーバスで帰る事に。
どこに行くのか検討もつかなかったが、Michigan Ave近辺を通過したためそこで降りてみた。
そして見事モーテルから2・3ブロック先という地点の降りたため、すぐにモーテルに帰る事ができホッと肩をなでおろす。
夕御飯を食べていなかったため、近くにある手羽先屋(日本食ではないです)に入る。
ここで一番驚いたのが、この店の店員さん、みんなブルマ(みたいなの)をはいていたのだけど、
よく見ると、ノー○ンじゃないですか旦那!
これについてはやはり女のユウコ・ナオコから反感があるも、
俺とヒロは本当にノー○ンか、Tバックをはいているのかという議論を続ける。
結論としてはノー○ンで意見が一致。チップも弾み、すごく良い気分で店を出る事ができました。
この後はモーテルに戻って寝る準備に取り掛かる。
今回の旅行は4人で来ているが、費用節約のためモーテルで借りた部屋は1部屋。
しかもベッドは二つ。寝所を大きく確保するためにベッドを2つくっつけた。
そう。
もうお判りだろう。
年頃の若者男女4人。
一緒のベッドに寝る。
そして俺の隣りには女が!!
まぁ、別にそんな事でドキドキするようなガキでもないので、ベッドに入るなり即就寝。
今日の疲れを癒したのでした。
いや、変な事はしてませんよ。ホント。
夜中に寝ぼけてその隣りのユウコに裏拳してしまったぐらいです。(ごめんなさい。>御両親)
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